名前問題

 

プエルトリコって言うかスパニッシュ圏に住む人たちは結婚しても姓名が別々なんです。

私は結婚して日本の戸籍も主人の苗字に変更しました。
だから日本でもアメリカでも私の名前は主人のラストネームを使ってます。

でもこっちに越してきて主人の親戚の人が私のラストネームを尋ねるので、
主人のラストネームを言ったらそれはここでは使えないよって言うんです。


それに私の名前の後に父親の苗字(いわゆる私の旧姓)と母親の旧姓が付いてくるんです。
だからここでは私の名前は 「Rie 旧姓 母の旧姓」になります。

例をあげると

私の旧姓が田中さん

母の旧姓が 山田さん

私の名前は 「Rie 田中 山田」です。


まあ最初は気に入らなかったけど生活していく上で別に支障ないし、
フルネームで呼ぶ人なんていないからいいや!って思ってたら、
日本にライウの出生証明書を提出するのに困ることに気付きました。


だって日本でもライウは ライウ+主人のラストネームなのに
(日本側はどちらかが外国人の場合日本人のラストネームを付ける。
私はすでに苗字を変更してるから主人のラストネームと同じになる)、
このままこっちでの方式を使ったら 

「ライウ+主人のラストネーム 私の旧姓」って名前になっちゃうんです。

例をあげると

主人の苗字が スミスさん

私の苗字が 田中さん

ライウの名前は 「ライウ スミス 田中」です。


それに付け加え、母親の名前が私の旧姓のまま、
こりゃ説明大変だ!ってことで家族でサンファンの出生証明書を発行してくれるところに行って来ました。


まず1階でそのことを説明したらなかなか理解してもらえず、
最後はそんなに困ることなのですか?と言われ、
「はい困りますと言ったら、じゃあ3階に行ってください」と言われました。


3階に行ってまたまた説明。
でも対応してくれた事務員さんが理解のある人で、
明日私の戸籍抄本を持ってきて日本側でも名前変更してると証明したら変更するとの事。
いいけど..。全部日本語なんだなぁ(笑)


主人に「これあの人読めるの?」って聞いたら、

「そりゃ読まなきゃ!」って(笑)
 

そして再度張り切って私の戸籍抄本を持っていったのに、
スペイン語に訳してから持ってきてくださいと言われ。


主人が妻が訳してもいいですか?と訪ねたら、
日本語訳してくれるところがあるからそこに持っていってと言われました。


場所を聞いて早速行ったのにそのビルのどこにも日本語を訳してくれるところはありません。
たまたまそこにいた警備員さんがイギリスの領事館の人に聞いてくれて、
そこの人が日本領事のいる場所を教えてくれました。


プエルトリコに領事がいるなんて初めて知りました。
その日はもう疲れたので別の日にに片付けようってことで帰宅。


次の週に領事に電話したら秘書の人が電話にでて用件を聞いてくれました。
でも領事がまだ来てないので確認してから今日の午後に電話しますと言われ、
夕方まで待ったけど電話はかかってきません。
そして次の日に朝また電話したら来週の月曜日までホリデーで休みだそう....。




そして約10日後

今日やっとライウの出生証明書の件が片付きました。
でも送られてくるのは来週中だけど...。


まずライウの名前から始まって、
次は私のラストネームで問題が出てといろいろありました。
プエルトリコの領事さんや、
ここに15年住んでらっしゃる日本人の人
(彼女のスペイン語は主人も驚くぐらいきれいな発音だそう。)
に私の戸籍抄本を訳してもらったりしてと、
ほんといろいろ助けてもらいました。


こういう時頼れるのは同じ日本人ですね。
(ちなみに領事さんは日本人じゃなくてプエルトリコ人。でも名誉領事と肩書きがついてます。)

その後雪の出生証明書等にもこのスペイン語訳の戸籍抄本が役に立ってます。